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アンプロフェッショナルな医学生

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こんにちはとーかです。

医者には変わってる人、常識がない人が多いとよく言われます。それが事実かどうかはおいて、医師になる前の医学部の学生、彼らのモラルについて興味深いものを見つけたので記事にします。

 

 

 アンプロフェッショナルな学生

医学生は、(主に)5年生になると診療参加型臨床実習(いわゆるポリクリ)をおこないます。これは、実際に大学の付属病院などで患者さんと接し、医療を学ぶ実習です。

白衣を着て病院を歩き、手術に参加したり、担当の患者さんの治療チームの一員となったりします。まだ学生の身分ですが、周りから見るとまるで”お医者さん”です。それゆえに、ポリクリに参加する前に、その資格があるのかについては厳しくチェックされます。医学生としてふさわしい知識・技能を備えているかどうかを判定する試験に合格しなければいけませんし、医療従事者としての心構え・モラルについては耳にタコができるほど聞かされます。

 

 しかし、残念ながら医学生の中には驚くほど常識の欠如した人がいます。

 

京都大学医学部医学科の 「アンプロフェッショナルな学生の評価」より、

 

アンプロフェッショナルな学生

診療参加型臨床実習において、学生の行動を臨床現場で観察していて、特に医療安全の面から、このままでは将来、患者の診療に関わらせることが出来ないと考えられる学生

https://t.co/doqY7ardK2

 

というものが報告されています。

 

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さすがにひどい。

医師として、医学生として、以前に人間としての常識が欠けている例が見られます。

ここまでやばい人は、そうそう聞いたことないんですけどやっぱりいるんですね…

 

解説

個々の事例について、現役の医学生視点で解説していきます。

 

初日の集合時間(朝9時)に、連絡なく大幅に遅刻して午後(13時)にしか出てこなかったのみならず、以後毎日、病院の職員が学生宿舎まで迎えに行かなければ、実習に出てこなかった【診療チームの一員としての責任感】

 

弁明の余地はないかと…朝9時の集合時間は別に早くないし、職員に迎えにきてもらうのも意味わかりません。

 

診療チームの一員として、毎朝、担当患者さん(1名)を回診して、9時からの指導医回診で その状況を報告する役割を与えているが、全く患者さんのところに行かないばかりか、指導 医回診で虚偽の報告を行った【診療チームの一員としての責任感+誠実な行動】

 

この事例は、気持ちはわかります。慣れてないとひとりで患者さんに接するのはこわいし、足が遠のいてしまうのもわかります。そして、なんとなくカルテの情報だけで報告してしまう…(だいたいいきなり学生だけで回診とかハードル高い)

ただサボってるだけかもしれませんが、こうした背景もあるかもしれません。

 

臨床実習に殆ど出席せず、遅刻した症例発表会での発表内容、症例報告レポートの内容が非常に乏しかったため、追加レポートを求めたところ、真夜中に病棟に現れて、カルテのプリントアウトを大量に行った。プリントアウトの最中にナースステーション内でゲームをしていたため、夜勤の看護師が指摘したところ、素直に従わないどころか、「看護師のくせに偉そうなことを言うな」と逆ギレした【診療チームの一員としての責任感+知識・技能の向上に対する努力+他職種との協働+患者に関する情報の守秘義務】

 

ほとんどが人として終わってますが、患者の情報の管理については難しいところですよね。基本的に情報は持ち出せないので、病院内でレポートなんかをつくらないといけないし、家に持って帰りたくなるのもわかります(ダメですが)

コメディカルに対する態度はありえませんね。というか病院における医学生の立場なんて最底辺なんですけど何を勘違いしてるのやら。

 

実習中に何処で何をしているのか分からない上に、PHSで連絡をしても繋がらない。なんとか見つけだして担当患者さんの病状説明(がんの告知)に同席させたところ、居眠りをしてしまい、患者さんが激怒した【診療チームの一員としての責任感+患者さん/家族に対する態度】

 

弁明の余地なしw

 

実習中に、連絡なく欠席・遅刻を繰り返した。最終日に、レポートの内容が乏しいことを指摘すると、ふてくされた態度になった。無断欠席・遅刻に関して医学生としてふさわしくないことを伝えると、謝るどころか、無言のままでプイとそっぽを向いて部屋を出て行った【診療チームの一員としての責任感+知識・技能の向上に対する努力+指導医/教員の指摘を受け入れる姿勢】

 

診療科に興味がなかったとしてもひどい…なんでしょうかプライドが高いとか?

 

指導医・他の医療スタッフに対して、基本的な挨拶(おはようございます、ありがとうございました、すみません、など)が全くできず、また十分なコミュニケーションもとれない。担当患者さんに対しても同様の態度であったため、患者さんからクレームが来た。そのことを学生に伝えると、「あんな患者は京大病院に来なくていい」と言い出した【患者さん/家族に対する態度+指導医/教員の指摘を受け入れる姿勢+礼儀と基本的な挨拶および服装】

 

根本に垣間見えるのは、プライドの高さですね。おそらく京大医学部の話だと思いますが、彼らが全員こんな感じではありません。しかし、一部にこういう人間がいるのは悲しいことです。

 

臨床実習で担当した外国人の患者から、担当学生の態度がよくないとのクレームがあった。これを学生に伝えたところ、「こんなことで文句言うなんて絶対おかしい。あいつら○○人って、やっぱり、価値観、変」と、ナースステーションで、患者さんに声が聞こえることも気にせずに大声で叫んだ【患者さん/家族に対する態度+社会的カテゴリーに基づく差別】

 

これに関しては、クレームの内容もわかりませんし何とも言えません。患者の聞こえるところで叫んだのはよくないですが。

 

Twitter®に「○○病院の呼吸器内科で実習中なう。めっちゃ稀な△△病の患者さんの担当になったので勉強が大変(> <)。でも若い女の子(しかも家が下宿の近所!)なのでいつも以上に頑張っています!」とツイートし、さらにはFacebook®(自分の下宿の住所が閲覧可能)に友達限定で同じ内容をレントゲン写真つきでアップした。【患者に関する情報の守秘義務】

 

SNSの取り扱いについては、しょっちゅう注意されますし、だいたいの学生はちゃんとしてます。おそらく鍵垢だから大丈夫とか思ってたんでしょうけど…こいつがあほ。

こういったことがあるので、医学生のアカウントは学校に監視されてたりします。。

 

ある勉強会に参加したところ、製薬会社が後援しており、とても高価な弁当をごちそうになった。以後、製薬会社の後援する弁当付き勉強会に診療科を問わず全て出席した。さらに、どの製薬会社がどの程度の値段の弁当を提供しているかについてのランキング表を写真付きで作り、「こんな弁当がただで食べられるなんて、やっぱ医者ってすげー。でも□□製薬さんにはもうちょっと頑張ってもらわないとね」とのコメントをつけて自身のブログにアップした【利益相反による弊害】

 

この問題は根深いと思います。実際に今でもお弁当をもらうことはあります。ただ、最近は利益相反になるので、といって断る人が増えてきました。いちばんの解決策は、医局として、弁当を断ることだとは思うんですけどなかなか難しい。

 

 一緒に住んでいる甥が3日前に病院でインフルエンザと診断された。昨日から自分も熱が出てきたが、次の実習先の診療科は厳しいとの評判を聞いていたので、休まずに臨床実習に出席し、担当患者さん(免疫抑制状態)のベッドサイドに毎日足を運び、看護師とのカンファランスにも積極的に出席した。「熱っぽいの?大丈夫?」と指導医に言われたが、「大丈夫です」とだけ答えた【院内指針の遵守】

 

いや、これはちょっとかわいそう。インフルかもしれませんって言うべきだったとは思いますが。

診療科が厳しい(という噂)がそもそもよくないのではないでしょうか?ポリクリの仕組み上、いったん欠席すると補習とか追加レポートとかで、それ以降の負担がヤバいことになるのも関係していると思います。 

 

○○診療科では、毎朝、担当患者を診察して、その内容をカルテに記録し、指導医に内容を確認してもらうことになっていた。ある日、寝坊して、朝、病院に行けなかった。指導医にはたまたま(寝坊したことが)見つからなかったが、患者さんは検査に行ってしまって、朝の回診はできなかった。その診療科の教授がとっても怖いという評判だったので、電子カルテの記載時間を修正して(調整して)、午前中に診察したかのように電子カルテに記録した。【不正行為への関与】

 

これも気持ちはわかります。教授がとっても怖いという評判がそもそも)ry

このくらいならその場でダメだよ二度としないようにって指導するだけでもいいのでは?

 

朝のカンファレンスにギリギリにやってきたかと思えば、寝ぐせだらけの頭に無精髭、ダメージジーンズ、裸足にクロックス®、実習が始まってから 1 回も洗濯に出してなさそうな白衣を羽織って前のボタンもとめずに現れた。患者さんやスタッフから苦情が来たため、服装を正すように本人に伝えたが、本人は気にしている様子は全くなく、実習中、ずっと同じような格好で病棟に現れた【服装+指導医/教員の指摘を受け入れる姿勢】

 

社会人として身なりを整えるのは常識ですが。

そういう医者がドラマとかで登場するから勘違いしてしまったのかも。

 

背景 

それでも、こんな人間は医学部に限らずどこにも一定数は存在すると思います。

医師とか公務員とかは目立ちやすいだけで。

 

そもそも現役の医学生である僕から言わせれば、医学部という環境はこんな人がうまれやすいと思います。

裕福な家庭にうまれ、幼いときから私立の学校に通い、狭い世界の同じレベルの人間しか知らず、勉強もできるゆえにプライドも高く、常識がなくても”ごまかせる”、そうしてどこかゆがんだ価値観を持ったまま育ってきた人は実際多いです。もちろん全てではありませんが。 そうした人が、閉鎖された医学部、病院という世界でまた隔離されたら常識がなくなるのも無理はないかと。

医学部にはいったものの、そもそも医師の仕事に興味がない、大学受験で燃え尽きたというひともいます。そうした人にとっては、実習とかめんどくさく感じてしまうのでしょう。

 

ポイント
  • 狭いコミュニティで育ってきた
  • 一般人と価値観が違う
  • 勉強ができる
  •  プライドが高い
  • 医師の仕事に興味がない
  • 閉鎖された世界
  • 変な先輩医師の存在

 

まとめ

 

しかし、医学部の学生は将来的にほぼ100%「医師」になるんです。ヒトの命を預かる(陳腐な言い方ですが)職業につく人がこんな言動で大丈夫なのかという意見が挙がるのももっともだと思います。

 

どうすればいいんですかね。実際、先生や大学からは、ほんとにしつこいくらいこういうことについて説教されてるんですけどね。ほとんどの人はこんなこと絶対しません。

でも一部のこういう人種はそもそも聞いてないからどうしようもない。20年かけて変に育ってきた人はそうそう変わりません。

 

マジメにやっている(つもり)の自分たち普通の医学生や医師からすると、こうしたことがいたずらに広まって「医師は常識がない」とレッテルをはられることがいちばんめんどくさいんですが。

 

 

 

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